「大手の会社 vs 中小企業があの特許で争ったんだって」

「大手のゲーム会社同士が特許権の侵害でもめているって」
「この特許紛争ってどこで詳細を見られるのかな・・・」

このように、知的財産権に関する紛争を耳にすることがあるかと思います。
ニュースでは、概要の説明はしてくれたが、より細部の情報まで得たい、
という場合もあるかもしれません。

そのような場合には、自分で裁判例を取得してしまうという方法があります。

本記事では、裁判例の取得の方法について、説明いたします。

裁判例の検索方法

裁判例を取得する際には、『裁判所-Courts in Japan』を使うことができます。
これは、日本の裁判所のホームページ内にある検索ページです。

(1)まず、『裁判所-Courts in Japan』のトップページへ行きます。


(「裁判所-Courts in Japan」より)

 

(2)トップページ下部にあるタブのうち、「知的財産 裁判例集」をクリックします。


(「裁判所-Courts in Japan」より)

 

(3)「知的財産 裁判例集」をクリックすると、下図のような検索窓が出てきます。


(「裁判所-Courts in Japan」より)

この検索窓に、気になるワードなどを入れて検索をすることで、「過去にあった判例」を見ることができます。

このとき、取得したい裁判例についてweb検索をしておき、事件番号を控えておくと、検索がより楽になります。

 

(4)読みたい裁判例が見つかったら、右側にある「全文」タブをクリックしてみましょう。
判例の内容全文を取得することができます。


(「裁判所-Courts in Japan」より)

※上図は、あくまで例として、本記事執筆時点(令和3年7月29日)での最新の裁判例を表示しています。

 

世間で話題になった裁判について、より正確な情報を得たい場合には、
皆さんもぜひ、『裁判所-Courts in Japan』をご活用ください。