近年、SNSの利用者は急激に増えていると言われています。今やSNSは、誰でも簡単に利用できる時代です。SNSに関するトラブルの一つに著作権問題があります。そこで今回は、SNSで注意すべき著作権トラブルについてご紹介します。

 

著作権とは?

著作権は、知的財産権の一つで著作物を保護する権利です。著作物は大きく分けて9つあります。具体的には、言葉によって表現される小説や脚本など、音楽の作詞や作曲、日本舞踊やバレエなどの舞踊や無言劇、絵画や版画、彫刻などの美術にマンガ、人や風景の写真、映画、建築、図形や図表などを示します。著作権は、作者が生み出した著作物を日本の文化全体の発展と正しい利用法を促す目的として保護しています。また、作者は著作権を取得することで著作物の利用者から使用料を得ることも出来ます。

 

著作権侵害について

著作権法で保護されている著作物に対して一般的には、著作権者に無断でコピーした場合に著作権の侵害であるとみなされます。これは、インターネット上でも同様です。ただし、個人的や家庭内において楽しむ目的で著作物を無断コピーする行為は著作権侵害の対象外です。さらに学校の授業で使う補助教材として著作物を無断使用することも可能です。このように著作権侵害の境界線はとても複雑です。迷ったら専門家に相談しましょう。また、悪質な著作権侵害と認められた場合、民事裁判にて侵害行為の停止を求められたり、損害賠償を求められて支払いの義務が科せられたりします。さらに悪質とみなされた場合は、刑事罰の場合もあります。もし、刑事罰となると個人では、最高で10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金またはその併科と定められています。ちなみに、法人の場合は、最高で3億円以下の罰金が科せられます。

 

注意すべきことは何か?

SNSなどで情報を発信する際に注意すべきことは主に3つです。
・使用の制限はあるか?フリー素材の場合は、使用出来ます。
・著作権者への承諾は得ているか?
特に写真、イラスト、音楽、動画には、著作権が人物には肖像権などで保護されている場合があります。細心の注意を払いましょう。
たとえば、音楽をBGMとして利用することなどにも注意が必要です。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、SNSで注意するべき著作権トラブルについてご紹介しました。万が一、自身で思い当たる出来事がある場合は専門家へ相談しましょう。