特許・実用新案

2020.04.21

特許権の取得まで全て自分で行う際に必要な手続と手数料について

近年、個人発明家が増えていると言われています。経費削減として自分で手続きをしたいという方も多いのでは?そこで今回は、特許申請を自分で行う場合に必要な手続きと手数料についてご紹介します。

 

特許権取得までの流れ

特許を申請するまでの流れは、大きく3つです。

・先行技術についてJ-PlatPat(特許情報プラットフォーム)を使い調べます。

・特許出願書類の書き方ガイドと出願書類様式に従って、出願書類を作成し、特許庁へ提出します。

・出願審査請求書を特許庁に提出します。

出願する方法は、インターネットと書類の2通りがあります。書類にて提出する場合は、郵送もしくは窓口へ直接持参があります。この場合は、電子化手数料を納付する必要があります。ちなみに、特許は提出して終わりではありません。提出した段階ではまだ権利になっていないので、権利化するためには、出願から3年以内に「出願審査請求書」を特許庁に送って審査請求を行い、審査の順番を待ちます。審査を無事通過してようやく、晴れて特許権を取得できるのです。

 

特許出願に必要な書類とは?

特許の申請を自分で行う際に必要な書類は以下の5種類です。

・特許願

・明細書

・特許請求の範囲

・要約

・図面

中でも、明細書と特許請求の範囲の書き方には、ルールなどもあり複雑です。

たとえば明細書の場合、発明の解説書としての役割もあり、明細書を見るだけで他の人が実施できる程度に、明確かつ十分に書かなければなりません。

そして特許請求の範囲は、審査対象となる発明を特定する役割を果たします。そのため発明を特定するために必要なすべての事項を、明確かつ簡潔に書かなければなりません。

他にも先行技術を記載したり、図面の様式を入手したり、書面を項目立てて書いたり、専門的な知識や経験が多く必要となります。

 

特許申請にかかる手数料はいくら?

特許を申請した場合、出願手数料は、14,000円です。出願審査請求料は、142,000円〜です(2020年6月現在)。

この他に特許査定時にも3年分の特許料を納付しなければなりませんし、特許請求の範囲の発明が拒絶理由にあたると判断された場合にも手数料がかかる場合があります。また、書類を郵送もしくは手持ちにて提出した場合、電子化手数料として1,200円〜も必要です。

出願から特許査定まで、最も安い場合でも162,300円(出願手数料14,000円+出願審査請求料142,000円+三年分の特許料6,300円)が必要になります。

 

まとめ

いかがでしたか?今回は、特許の申請を自分で行う場合に必要な手続きと手数料についてご紹介しました。書類作成には特許の専門知識も必要です。また、慣れない書類作成で費やす時間を考えると、初めての特許申請は特許事務所にお願いする方がお得かもしれません。

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2020.04.21

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