意匠

2018.02.02

関連意匠制度とは

関連意匠制度とは、1つのデザインを中心としてそのデザインのバリエーションを保護するための制度です。

類似するデザインを保護するため模倣品の流通防止に高い効果を発揮します。

今回関連意匠制度について詳しくご説明いたします。

 

関連意匠制度とは?

製品のデザインを開発する過程において、最終的に製品化が決まったデザインの他にも一つのデザインコンセプトを基軸にしていくつかのバリエーションが生まれることがあります。

例えば、持ち手にあたる部分に特徴的なくぼみがあるスマートフォンのケースを開発し、製品化されたものは左右両方にくぼみがあるものである場合、最終デザインのみを意匠登録すると、左右いずれかのみにくぼみがある模倣品が流通するおそれが大となるでしょう。

このように、一つのデザインを中心としてそのデザインのバリエーションを保護するのが関連意匠制度です。

関連意匠制度では、中心となるデザインを本意匠、バリエーションとなるデザインを関連意匠として意匠登録することで、本意匠・関連意匠ともに個別の意匠権を持つことが可能となります。

関連意匠として認められるためには本意匠と関連意匠との間にデザインの類似が認められる必要がありますが、関連意匠制度を活用すれば模倣品の流通防止に高い効果が期待できます

 

関連意匠制度の注意点

関連意匠制度は、中心となるデザインを本意匠、類似するデザインを関連意匠として個別に意匠権を保護する制度であり、広範囲な権利保護が実現できるため模倣品の流通防止という面では非常に大きなメリットがあると言えます。

ただし、関連意匠制度を活用して意匠登録をした場合、本意匠だけでなく関連意匠の出願・維持にもコストがかかることには留意しておく必要があるでしょう。

意匠権を出願する場合、1意匠につき1万6,000円、登録料は1年目から3年目までは1年につき8,500円、4年目から20年目までは1年につき1万6,900円の納付が必要となりますが、このコストは関連意匠であっても同じです。

もし一つのデザインを中心に、大量のデザインバリエーションを関連意匠として登録した場合、年間の登録料だけでも多額になるおそれがあるため、効果的かつ無用なコストがかさまないように、関連意匠といえども厳選して出願・登録する必要があるでしょう。

 

 

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2018.02.02

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