意匠

2018.01.26

意匠権の存続期限はどれくらい?

意匠権の存続期間は20年間

意匠権は物品の形状・模様・色彩などのデザインを保護する知的財産権の一つで、意匠法21条の規定によって「設定登録の日から20年」の間保護されます。

ただし、この20年間という期限は自動的に保護されるものではありません。

意匠登録をすると、特許庁に対して毎年の登録料を支払うことになります。

登録料は1年目から3年目までは1年につき8,500円、4年目以降は1年につき1万7,000円となり、登録料を納めることで存続期間中は意匠権が保護されます。

もし納付期限内に登録料を納付しなかった場合、1日でも遅れると2倍の登録料を納付しなければ意匠権を維持することはできません。

さらに納付期限から6ヶ月が過ぎた場合は「意匠権を維持する意思がない」とみなされて意匠権が消滅します。

意匠権を満期20年間維持しようとする場合は、毎年の登録料の納付期限をしっかりと管理する必要があります。

もしある程度の期間は意匠権を存続させることが確定している場合は、数年分をまとめて納付することも可能です。

 

要注意!存続期間が15年間の場合もある?

意匠法は2007年4月1日付をもって改正されており、意匠権の存続期間が20年間という規定はこの法改正以後の規定です。

法改正前の旧規定では意匠権の存続期間は15年と規定されており、旧規定に基づいて出願された意匠の存続期間は15年となります。

つまり、法改正以前の2007年3月31日までに出願した意匠については、登録日が法改正後であっても存続期間が15年です。

法改正によって2007年3月31日以前に出願分の意匠も等しく存続期間が20年に延長されたと誤解している方が多いため、注意が必要です。

存続期間を誤って長く見積もっていれば、商品開発や会社の方針のプランニングに悪影響を与えてしまいます。

自社が意匠権を持つものについては、出願の日を起点として整理しておくほか、意匠について豊富な知識と経験を持つ特許事務所のアドバイスを受ければ間違いが起こりにくいでしょう。

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2018.01.26

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