特許・実用新案

2017.08.03

あなたのアイデアは特許権?特許の条件とは

特許取得には高いハードルがある?

様々な創意工夫によって斬新なアイデアを生み出すと「これは特許を取得できるのでは?」と考えるでしょう。

ふとしたひらめきが商品となって特許を取得し、莫大な財産を得たというサクセスストーリーも数多く存在しますが、実は「特許」として認められるためには高いハードルがあります。

あるアイデアが特許として認められるには、少なくとも6つの条件の全てをクリアする必要があります。

 

特許権を得るための6つの条件とは?

それでは6つの条件を順番に見ていきましょう。

まず、「発明であること」が第1の条件となります。

発明とは、特許法によって「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」と定義されています。

例えば、自然法則を利用しない計算方法や暗号は該当しないし、なんらかの法則を発見したとしても単なる発見は技術的思想の創作にはあたらないので、発明には該当しません。

いくら斬新なアイデアであっても、特許法が定義づけている発明に該当しないことがあるので要注意です。

次に、第2の条件は「産業上利用できること」です。

特許法が目的とするものは「産業の発達」であります。そのため、例えばビールのおいしい飲み方などの個人の趣味・嗜好のような、産業の発達になんら寄与しないものは発明とは認められません。

さらに第3の条件として、「新規性があること」が必要です。

既に販売が始まっている商品や、学会などで公表してしまった技術には新規性がありません。

特許出願前の段階では、他人に知られていない発明であることが条件となります。

そして、4つ目の条件として「進歩性があること」も必要となります。

例えば従来の技術に少し手を加えただけの技術などに特許を与えてしまうと、産業の発達を阻害するおそれが生じます。

そのため、これまでに思いもつかなかった高度なものこそが、特許を許される発明となります。

次に、「公益を害さないこと」が5つ目の条件となります。

どんなに斬新で独自性のあるアイデアでも、例えば偽札を製造するような公序良俗に反する技術は特許として認められません。

最後に、6つ目の条件は「先願であること」です。

先願、つまり最も早い順番で特許を出願することは非常に重要です。

我が国では、二人以上が同じ発明をした場合、実際に発明したタイミングにかかわらず、先に出願した人に特許権を与える決まりになっています。

この決まりにより、先に発明したのはAさんなのに、Aさんよりも早く出願したBさんに特許権が与えられるなどということも起こります。

有用な発明をした場合、一刻も早く出願したほうが有利といえるでしょう。

少なくともこれら6つの条件すべてを満たしていないと、どんなに素晴らしいアイデアでも特許として認められないので注意しましょう。

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2017.08.03

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